
Adobe Creative Cloudとは?20以上のクリエイティブツールが使えるサブスクリプション
『Adobe Creative Cloud』は、Adobeが提供するサブスクリプション型のクリエイティブツールとサービスのセットです。PhotoshopやIllustrator、Premiere Proな ど、20以上の人気アプリケーションが利用可能で、アプリによってはデスクトップ・モバイル・Webなどマルチプラットフォームで使えます。写真や動画などAdobeで作成したデザインデータは、安全なクラウド上で保存できます。また、サブスクリプション加入中はアプリのアップデートを受け取ることができるため、すべてのAdobeツールを常に最新のバージョンで利用できることも特徴の1つです。
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Adobe Creative Cloudで使えるツール一覧
Adobe Creative Cloudに登録することで使用できるツール一覧を紹介します。それぞれの用途以外にも、対応プラットフォームと、「コンプリートプラン」に入っているツールかどうかも記載しています。
ツールキット
写真編集
グラフィックデザイン
動画・音声編集
プロトタイピングツール
エディターアプリ
3DとAR
生成AI
PDFとフォーム管理
リソースとアセット
発信・共有
Adobe Creative Cloudは必要?
近年UIデザインやWebデザインのツールにおいてはFigmaが人気を集めています。Figmaは無料プランもありコラボレーション機能に優れているため、チームでのデザイン作業に適しています。初心者にも扱いやすいUIであることや、便利な拡張機能も豊富にあることから、一般的なデザインフローであればFigmaひとつで十分に対応できるケースがほとんどです。
それに対してAdobe Creative Cloudの価格は高めで、すべての機能が必要ない場合は、コストに見合わないと感じる人もいるでしょう。しかし、ロゴやイラストレーション、バナー画像などのグラフィック表現ではまだまだIllustratorやPhotoshopを使った表現が取り入れられることが多いです。そのため、Figmaをメインの制作ツールで使用している方もピンポイントでこれらのツールが必要になるケースも少なくありません。また、Adobe Creative Cloudには、Adobe Fontsのような魅力的なサービスなど、クリエイティブワークに役立つ機能が豊富に用意されています。
つまり、Adobe Creative Cloudは必須ではありませんが、クリエイティブな表現を追求するなら、持っていて損はないツールだといえます。予算と用途に合わせて単体プランやコンプリートプランを選択するのがオススメです。そのほかにも、Adobe Creative Cloudに登録することで得られるメリットがあります。
Adobe Fontsが使える
生成AIのAdobe Fireflyの無料クレジットが得られる
「ことはじめオンライン講座」でデザインスキルが無料で学べる
それぞれご紹介していきます。
Adobe Fontsが使える
『Adobe Fonts』とは、フォントのサブスクリプションサービスです。20,000以上のフォントが利用可能で、Webフォントとしてサイトに埋め込んだり、デスクトップアプリケーションで使用したりできます。Creative Cloudのメンバーシップに含まれており、Creative Cloud経由でコンピュータにフォントを同期させれば、IllustratorやInDesignなどのAdobeアプリでライセンス許諾の心配なくフォントを使えるのが大きなメリットです。
生成AIのAdobe Fireflyの無料クレジットが得られる
『Adobe Firefly』は、AIを活用した画像生成ツールです。テキストから画像を作成したり、既存の画像をリミックスしたりと、AIの力を借りて素早くクリエ イティブなビジュアルを作成できます。Adobe Creative Cloudに登録していることで、生成できるクレジットが毎月100クレジット付与されます。デザインのアイデア出しやプレゼン資料、SNS投稿の画像作成など、さまざまな場面で活躍してくれるでしょう。
「ことはじめオンライン講座」でデザインスキルが無料で学べる
Creative Cloudメンバーシップには、『ことはじめオンライン講座』という学習リソースも含まれています。初心者向け に、PhotoshopやIllustrator、Premiere Proなど、人気アプリの使い方を動画で解説しています。デザインや動画編集のスキルを身につけたい人にとって、Creative Cloudは学びの場も提供してくれる心強い味方と言えるでしょう。
単体プランとコンプリートプランはどちらを選ぶべき?
Adobe Creative Cloudには、単体プランとコンプリートプランの2種類があります。単体プランは、PhotoshopやIllustratorなど、必要なアプリを個別に契約するプランです。一方、コンプリートプランは、20以上のアプリとサービスがすべて使い放題になるプランです。
どちらを選ぶべきかは、使用するアプリの数と頻度によって変わってきます。1〜2つのアプリしか使わない場合は、単体プランのほうが安く済みます。しかし、3つ以上のアプリを使う予定があるなら、コンプリートプランのほうがお得になる可能性が高いでしょう。
コンプリートプランに登録しても、必要なアプリは自分で選択してダウンロードできるため、PCのストレージ容量を無駄に圧迫することもありません。また、新しいアプリにチャレンジしやすいのも魅力です。ただし、コンプリートプランは単体プランに比べて月額料金が高いため、アプリの使用頻度が低いと、コストに見合わないかもしれません。自分のクリエイティブワークのスタイルに合わせてプランを選ぶことが大切です。
単体プランからコンプリートプランへのアップグレード方法
Adobeの単体プランからコンプリートプランへのアップグレードは、以下の手順でおこなえます。
『Adobe Creative Cloud』にログイン
アップグレードのオプションを選択
「プランを切り替え」をクリックし、画面の指示に従ってアップグレードの手続きを進める
支払い情報の確認や、新しいプランの詳細の確認など、必要な情報を入力
アップグレードが完了すると、ストレージ容量やアセット、フォントなどが新しいプランに移行され、それまで使っていたプランは自動的に解約されます。すでにダウンロードしているアプリケーションは、引き続き使用可能です。
ただし、Adobeのオンラインストア以外(たとえば小売店など)でプランを購入した場合は、アップグレードの方法が異なる可能性があります。その場合は、プランを購入したストアに直接問い合わせて、アップグレードの手順を確認しておいたほうがよいでしょう。
Adobe Creative Cloudの料金
Adobe Creative Cloudには、「月々プラン月々払い」「年間プラン月々払い」「年間プラン一括払い」の3パターンあります。
以下はAdobe Creative Cloudとして提供されている、4つのプランの金額をまとめた表です。
個人向け
学生・教職員向け
法人向け
教育機関向け