
デザイナーの中にはインドカレーが好きな人が多い。という勝手な偏見にもとづき、東京都内のおすすめ"南"インドカレーレストランを紹介します。実は今回紹介する南インドカレーのレストラン、北インドカレーのお店と比べると圧倒的に数が少なく、ちょっと珍しいのです。そのため、カレーが好きという方の中にも行ったことがないという人も多いのではないでしょうか?
南インドカレーはちょっとレア?
今やどの街にも存在するといっても過言ではない"インドカレー屋"ですが、実はそのほとんどは「北インドカレー」と呼ばれる、ネパールやパキスタン近くの料理となっており、有名なバターチキンカレーもその一つです。簡単にいうと、クリーミーなカレーとナンを一緒に食べるスタイルのカレーが北インドカレーです。
南インドの定食、ミールス
一方の南インドカレーは豆や野菜を主材料に、酸味が効いた辛口が特徴。香辛料の使い方や調理法も大きく異なり、南インドカレーはより複雑で香り高い味わいが 楽しめると言われています。イメージとしては、北インドカレーと比べて南インドカレーはよりスープ感があるサラサラした感じで、主にナンではなくバスマティライスと一緒に食べます。
アーンドラ・ダイニング | 伝統の製法にこだわったビリヤニ(渋谷 / 銀座)
アーンドラ・ダイニングは2015〜2017年にはミシュランガイドにも掲載されていた南インド料理の名店。南インド伝統的な調理法に忠実に、本場の味を提供しています。
「ビリヤニ」は他のインド料理店でもメジャーな存在となっていますが、その多くは調理法を簡易化したものとのこと。ここ、アーンドラ・ダイニングのビリヤニは手間暇かけた伝統的なレシピで作られており、香り高い本場の味が楽しめます。インドでは、もともと特別な日のお祝いの席で食べられるご馳走であったというビリヤニ。ぜひ、アーンドラ・ダイニングで本場の味を試してみてください。スパイスがたくさん入った酸っぱ辛いラッシー「スパイシーソルトラッシー」もおすすめ!
ナンディニ | バナナリーフミールスを手で食べてみたい!(虎ノ門 / 清澄白河)
ナンディニは、少年期から料理人としての下積みをともにしたという南インド出身のシェフ8名が、南インドの本場の味を提供するレストラン。南インドの定食「ミールス」がおすすめ! このナンディニでは、定期的にこの「ミールス」をバナナの葉の上に盛りつけた本場のスタイルで味わえる「バナナリーフミールス」がいただけるイベントも開催しています。この「バナナリーフミールス」を食器を使わずに手で食べる体験ができるのも魅力。
METHI | 蟹や牡蠣、きのこなど珍しいカレーが楽しめる(世田谷)
クラフトビールバーの店舗を間借りしてランチ営業する西・南インド料理店(たまにディナー営業もやっています)。メニューが頻繁に変わり、渡り蟹のカレーや牡蠣ビリヤニなど他ではなかなか見かけない料理が出ることも多いです。Instagramで営業時間や当日のメニューを発信しているので、ぜひチェックして行ってみてください!
まとめ
「カレーの匂いを嗅ぐとカレーを食べたくなる」とはよく言いますが、カレーについての記事を書いていると、やはりカレーが食べたくなり、この記事を書いている間だけでも3回カレーを食べてしまいました。今回は、ちょっとレアな南インドカレー店の中でも特におすすめの3店舗を紹介しました。チャンスがあればぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?