アドビ株式会社は、Web版「Adobe Firefly」のテキストプロンプト入力で対応する言語を100以上に拡大すると発表しました。これでユーザ ーは、より幅広い言語でAdobe Fireflyを利用できるようになります。また、ユーザーインターフェイスの対応言語も20言語以上に拡大する予定です。現在提供が開始されているのは日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語、ポルトガル語です。この取り組みはまだ開発段階で、アドビはユーザーからのフィードバックをもとに改良を重ね、開発スピードを加速させ、さらなる性能向上を目指すとのことです。
同社はこれまでにもAI技術を用いてクリエイティブツールの開発を進めてきました。昨年リリースした「Adobe Firefly」はその一例で、Adobe Fireflyと同時期にリリースされたAdobe Photoshopなどと合わせて、これまでに10億枚以上の画像が生成されています。
また、企業向けには「Adobe Fireflyエンタープライズ版」を提供し、自社のブランド資産を用いて独自のスタイルや言語でのコンテンツ生成が可能になります。そして、制作したコンテンツにアドビから知的財産(IP)の補償が受けられるため、安心してソリューションを導入できます。
なお、Adobe Fireflyで生成されたコンテンツには、「コンテンツクレデンシャル」のタグが自動的に付与されます。これにより、コンテンツがAIによって生成または編集されたのかを明確化し、デジタ ルコンテンツの透明性を確保します。