CES 2024では、アンドロイドがさまざまなデバイス間でシームレスに繋がる機能のアップデートを発表しました。その主な内容は以下の通りです。
1. ファイル共有機能の改善
ファイル、画像、テキストの共有を簡単に行うため、2020年に発表されたNearby Shareと、サムスンのQuick Shareという2つの共有機能が統合されました。これにより、AndroidとChromebookのエコシステム内の全てのデバイス間でのコンテンツ共有が向上します。さらに、LGなどのPCメーカーと協力してWindows PCにもQuick Shareを拡張し、プリインストールされたアプリとして提供します。
Quick Share機能は、来月からNearby Share搭載のデバイスで順次利用可能になる予定とのことです。
2. Fast Pairのサポート拡大
新しいヘッ ドホンやスピーカーを素早くペアリングし、使用開始できるFast Pairが、「Chromecast with Google TV」へとサポートを拡大します。他のGoogle TVデバイスでもサポートが拡大される予定とのこと。
3. キャスティング機能の拡張
Chromecastで利用可能なアプリとデバイスが増えます。本日より、TikTokのコンテンツをChromecast対応のデバイスにキャストすることが可能になるなど、Chromecastの利用機会が広がります。また、今後より多くのデバイスにChromecastが搭載され、それぞれのデバイスでストリーミングサービスにログインすることなくコンテンツを楽しむことができるようになる見込みとのことです。
4. Matterによるデバイス間の相互運用性向上
Google HomeにMatter対応のデバイスを簡単に追加できるようになります。これにより、スマートホーム内のさまざまなデバイスをよりシームレスに統合できるようになるでしょう。
5. Android Autoのアップデート
Android Autoにも役立つアップデートが予定されています。電気自動車とAndroid Autoが互換性を持つことでリアルタイムのバッテリー情報をGoogle Mapsに共有することが可能になります。これらのアップデートにより、自動車のバッテリー残量の予測をマップ上に表示したり、充電スポットを提案することができるようになるとのことです。