Appleが、iOS 17.3の最新アップデートを公開しました。このアップデートでは、主に「盗難デバイスの保護」機能をはじめとしたセキュリティ対策が強化されています。具体的には、特定の操作を実行するときにパスコードを使用せずにFace IDまたはTouch IDを要求するというもので、iPhoneとApple IDのセキュリティを一層高めてくれます。また、このアップデートでは、パスコードやApple IDのパスワードの変更などの機密性の高い操作を実行する前に、Face IDまたはTouch ID、1時間の待機時間、さらに生体認証の合致を要求するという「セキュリティ遅延機能」も導入されています。
さらに、新たに追加された壁紙のデザインにも注目です。黒人歴史月間を記念して、黒人の歴史と文化を称える壁紙が新たに追加されました。
ミュージック機能も新たに改善されています。友人と自身のプレイリストを共有し、曲の追加や並べ替え、削除などを共同で行うことが可能となりました。
その他の改善点としては、AirPlayのホテル対応が強化され、特定のホテルの客室でテレビ に直接コンテンツをストリーミングすることが可能になりました。また、「設定」の「AppleCareと保証」セクションには、自身のApple IDでログインしているすべてのデバイスの保証範囲を表示する新機能も追加されています。
また、iPhone 14と15全機種について、衝突事故検出がより最適化されているとのことです。一部の機能は地域やAppleデバイスによって使用できない場合がありますので、ご注意ください。詳細なセキュリティコンテンツについては、Appleの公式ウェブサイトをご覧ください。
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