アップルが5日、デジタルコンテンツを現実の世界とシームレスに融合させる画期的な空間コンピューター「Apple Vision Pro」を発表。Apple Vision Proは、従来のディスプレイを超えた無限のキャンバスを実現し、3次元化されたユーザーインターフェイスを提供します。世界初の空間オペレーティングシステム・visionOSを搭載し、デジタルコンテンツが物理的に存在するかのように感じられるようになるとのこと。
Apple Vision Proは、お気に入りのアプリの利用や、映画やテレビ番組の鑑賞、FaceTimeで家族や友人とのつながりなど、パーソナルコンピューティングに新たな次元をもたらすとしています。また、FaceTime通話にも対応し、ユーザーの周囲のスペースを活用して通話に参加している全員を等身大に映し出すことができるとのことです。
デザイン面では、Apple Vision Proはコンパクトでウェアラブルなデザインになっており、立体的な一体成形のガラスやアルミニウム合金のフレームなど最先端の技術が取り入れられています。さらに、様々な形状やサイズの遮光パッドや、複数のサイズから選べる3Dニット構造のヘッドバンドも用意されているとのこと。
価格については、Apple Vision Proは3,499ドルからとなっており、米国のApple Store直営店では来年初旬に販売される予定であるとしています。その他の国や地域では、来年の後半に販売予定。