株式会社NTTドコモの新規事業型子会社、DearOneが消費者のアプリ利用に関する調査結果を公開したとのことです。この調査では、店舗やブランドが提供しているアプリのインストール動機や利用状況など、さまざまな点が調査されています。
調査結果によれば、消費者がアプリをインストールする理由の多くは、「ポイントカード機能やクーポンを期待したから」というものであるとのこと。また、初回に限定されたクーポンよりも、継続して利用できるポイントカード機能の方が、消費者のブランドに対するロイヤリティを育む役割が大きいと推測されています。
また、アプリによるプッシュ通知については、全ての年代において30%以上が拒否していることがわかりました。これは、アプリ担当者がプッシュ通知を効果的に活用する上で大きな課題であるようです。
さらに、アプリを削除する理由は、「利用しなくなった」や「別のアプリをインストールす るため」などが主だとのこと。継続的なお客様とのコミュニケーション維持がアプリの生存にとって大切であることが伺えます。
DearOneは、この調査結果を元に飲食店・小売店などが運営する企業のアプリ成長と会員育成の強力なサポートを行う計画とのこと。アプリのインストールはあくまでもスタートであり、その後の個々の消費者とのコミュニケーションが重要であるということが調査を通じて確認されました。