株式会社モリサワは、フォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」に、新たにAIを活用した機能を追加した。これには「画像でフォント検索」と「Morisawa Fonts コンシェルジュ」のβ版が含まれる。このアップデートにより、ユーザーはフォント情報を迅速に取得可能になるとのこと。また、疑問点にも即時に解答が得られるため、サービスの利用や購入検討がスムーズになると期待される。
「画像でフォント検索」は、画像をアップロードするだけで使用されているフォントを特定できる機能である。通常の検索機能とは異なり、フォント名が不明な場合でも速やかに目的のフォントへたどり着くことが可能となる。これにより、フォント探索の手間と時間が大幅に削減される。
一方、「Morisawa Fonts コンシェルジュ」は、フォントに関するさまざまな疑問にAIが答える機能である。書体情報やライセンス知識を分 かりやすく解説し、書体の具体的な活用方法も提案。これにより、フォント利用の幅が広がるとされる。加えて、この機能は製品のメリットを簡潔にまとめて説明する。これにより、サービス利用を検討している顧客の手間と時間を軽減するとのこと。
これらの機能の提供開始日は2025年1月14日。対象製品は「Morisawa Fonts」であり、β版として提供されるため、今後仕様変更の可能性あり。Morisawa Fontsはクラウド型フォントサービスで、多様なクリエイティブスタイルに合わせた柔軟なフォント環境を提供し、エンタープライズ要件にも対応する機能をアップデートしている。2024年3月にはシンガポールでの販売予定というグローバル展開も視野に入れている。
出典: Morisawa FontsにAIを活用した新機能「画像でフォント検索」「Morisawa Fonts コンシェルジュ」のβ版を追加