Zoomは新たにAIを搭載した「Zoom Docs」を発表し、会議の効率化やチームのコラボレーションを強化する取り組みを進めています。この新しいソリューションは、「Zoom AI Companion」と呼ばれる生成AIアシスタントを利用することで、Zoom Meetingsの情報を実行可能なドキュメントに変えることができます。これにより、チームの生産性が向上するとのことです。
Zoomのチーフプロダクトオフィサーであるスミタ・ハシム氏は、「Zoom Docsは、会議の内容を知識ベースやドキュメントに変換し、チームが有意義な仕事に専念できるようにします。また、AI Companionが常にサポートすることで、ユーザーがより充実した『ハッピーな仕事』ができるよう支援します」と述べています。以下は、Zoom Docsの主なポイントです。
会議のコラボレーション: Zoom DocsはAI Companionを利用し、会議内容を重要なドキュメントに変換し、会議の要約を中央管理することで、共同編集が容易になります。
ビジネスドキュメント作成: グローバルチーム向けに、AI Companionがコンテンツの生成、修正、要約、翻訳をサポートします。
プロジェクト計画: プロジェクトブリーフやトラッキングを含むテンプレートで時間を節約し、進捗状況やステータス更新を改善します。
情報ハブ: 知識ベースの作成、チームオンボーディング、目標追跡などに活用できます。
また、Zoom DocsのAI機能を活用することで、以下のような追加機能も提供されています。
会議要約のドキュメント化: AI Companionによる会議要約を編集可能なドキュメントに変換し、ノート取りの時間を削減します。
コンテンツ生成: AI Companionの会議トランスクリプトに基づいてコンテンツを生成し、カスタムコマンドやクエリを使ってさらに内容を修正します。
内容の修正と要約: 記事や計画、アウトラインなどを修正したり、語調やスタイルの変更、文法やスペルのエラー修正、9つの言語に翻訳することも可能です(さらなる言語サポートも計画中)。
Zoom Docsは、Zoom Workplaceの有料ライセンスに含まれており、無料プランのユーザーも一部機能を使えますが、AI Companion機能をフル利用するにはアップグレードが必要です。Zoom DocsはZoom Workplaceアプリの最新版(バージョン6.1.6以上)で利用可能で、Zoomのウェブサイトからダウンロードできます。