#書評
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- Article・2024.07.03仕事の効率を上げる ために運動を。ロングセラー『脳を鍛えるには運動しかない!』を読む突然ですが、最近運動していますか? 作家の村上春樹さんは毎朝10キロメートル走ってから数時間執筆するといいます。集中力=体力と考えているそうで、これは腑に落ちます。運動しなくなると効率が落ちてくるように感じます。運動は健康に良いだけではなく、脳にも良い。集中力が高まり、ストレスや不安にも効果がある。初版は15年前ながら、ロングセラーとなっている書籍『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』(ジョン J. レイティ、エリック・ヘイガーマン 著/野中香方子 訳/NHK出版)
- Article・2024.06.21「オードリーのANN」放送作家・藤井青銅によるトークのコツは、文章作法に通ずる近所の松屋に行くとよくいるお客さんがいつも、「オードリーのオールナイトニッポン2024年東京ドームライブ」のTシャツを着ています。お笑いコンビ・オードリーに熱心なファンが多いことは知っていましたが、これほどかと。松屋のそのお客さんの影響もたぶんあって、最近オードリーのラジオやテレビ番組を楽しみに追いかけるようになりました。その「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」の放送作家であり、ショートショート作家の藤井青銅(ふじい・せいどう)さんの本『トークの教室』(河出書房新社)が面白かったので紹
- Article・2024.06.21だんだんPdMっぽくなってきたかも…と感じるデザイナーに!『UX実践者のためのプロダクトマネジメント入門』「デザイナーからPdMに」というキャリアパスについて、最近よく話題に上がるようになってきました。しかし、「PdMになろう!」というような意識的なキャリアチェンジは稀で、「最近デザイナーっぽい仕事しなくなってきたけど、これってもしかしてPdM?」というような、仕事内容と責任範囲の変化によって自然とPdM化しているデザイナーが多いのではないでしょうか?デザイナーがビジネス的な領域まで見通してデザインをするようになってくると直面する、「私の仕事ってまだデザイナーなのかな?」という疑問。このような疑問を
- Article・2024.06.24「!」明瞭さ /「?」不可解さのゲージでデザインを評価する『判断のデザイン』チップ・キッドによる『判断のデザイン』(原題「Judge This」/朝日出版社)は示唆に富んだ一冊です。チップ・キッド(Chip KIDD)はニューヨーク在住のデザイナーで、オリヴァー・サックス、マイケル・クライトン、村上春樹の小説など数々の書籍の装丁を担当してきました。人の第一印象をどう印象づけるかを明快な基準で考える、この本のコンセプトはブックデザイン以外にも参考になるはずです。「第一印象がすべて」とキッドは言います。『判断のデザイン』では本の表紙、映画のポスター、Webサイト、ペプシの缶