#タイポグラフィ
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- Article・2024.11.19iOSはウェイトに注意! iOSとAndroidそれぞれのアプリデザインで使える日本語標準フォントモバイルアプリをデザインする際には、 基本的に各OSに標準搭載されているフォントを使用することが多いと思います。もちろん、アプリ配信用のフォントライセンスを購入してアプリに組み込むことは可能ですが、アプリにバンドルするためのフォントライセンスはダウンロード数によって金額が異なるなど、考慮するべき点も多く標準フォントを使うことのメリットを上回るような導入理由はあまりないでしょう。iOSとAndroidで使える日本語フォントといえば、それぞれHiragino SansとNoto Sansですね。では、
- Article・2024.11.07日本語の本文はベタ組みで良いのか? メディアサービスのデザインから考えるユーザーの慣れと読みやすさの関係テキストのデザインって難しいし奥が深い...。テキストのデザインでは、字間や行間など様々なパラメータを最適化して読みやすい塩梅に調整するというのが一般的なはず。しかし、デザイン的にバランスが最適化された読みやすいはずのテキスト調整は本文のデザインという観点では必ずしも読みやすさに繋がるわけでなないかもしれないのです。Yahoo!ニュース、スマートニュース、日経新聞などを含む多くのメディアサービスの本文を見てみると、ほとんどのサービスで本文デザインは以下のようになっています。フォントサイズ: 16
- Article・2024.07.02ラグジュアリーな書体の代表格『Didot』と『Bodoni』の使い分けファッション誌やハイブランドのロゴとしてよく使用されていることから、高級でおしゃれなイメージがある書体「Didot(ディド)」と「Bodoni(ボドニ)」について、その成り立ちや使い分けに役立ちそうなポイントを紹介します。一見するとデザインが似ているDidotとBodoniですが、それは制作された時代背景と、表現したいコンセプトが同じであったことが理由であると考えられます。Didotはフランスで、印刷業で働いていたFirmin Didot(フェルミン・ディド)によって、Bodoniはイタリアで、
- Article・2024.06.24エレガント×モダンな唯一無二のサンセリフ体『Optima』の魅力Optima(オプティマ)は、ドイツの書体デザイナーHermann Zapf(ヘルマン・ツァップ)によってデザインされ、1958年にリリースされた欧文書体です。 ヒューマニスト・サンセリフ体に分類されますが、一般的な”サンセリフ体”とは少し違うイメージを持った人も多いのではないでしょうか。縦線と横線の太さのコントラストや、セリフを示唆するようなエレメントが残っているため、サンセリフ体なのにセリフ体のようなエレガントさがあるのが、Optimaの特徴と言えます。この特徴はどこから来ているのか、Opti
- Article・2024.06.24視覚コミュニケーションの共通言語『Helvetica』を使いこなそう!フォントを扱うデザイナーなら一度は使用したことがあるHelvetica(ヘルベチカ)。実は時代に合わせて進化していることを知っていますか?この記事では、”現代におけるHelvetica”をテーマに、その魅力を使用事例などを紹介しながら考察します。Helveticaについてアップデートしましょう!Helveticaは最初のリリースから何度かデザインが更新され、時代に合わせて以下の3つのバージョンが発売されています。Helvetica(ヘルベチカ):初代のバージョンNeue Helvetica(ノイ
- Article・2024.06.24Myriadとは?人間らしさを兼ね備えたデジタル環境にぴったりなサンセリフ体WebデザインやUIデザインに携わっていると、Myriad(ミリアド)という書体を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?歴史のある書体と比べるとまだ新しいフォントではありますが、その人気の秘密を制作された意図や形の特徴を紹介しながら考察してみます。Myriadは、1992年にAdobeのインハウスのタイプファウンダリであるAdobe Originalsから初めてリリースされました。書体デザイナーのロバート・スリムバックとキャロル・トゥオンブリーによってデザインされ、ヒューマニスト・サン
- Article・2024.06.24Futuraとは?機能美が追求された現代と未来のサンセリフ体グラフィックやWebのデザインに携わる人なら誰もが聞いたことがある、または使ったことがある有名フォント「Futura」について、意外に知らない歴史を振り返りながら、その魅力を考察してみます!「Futura」は、ドイツの書体デザイナーのPaul Renner(パウル・レナー)によって制作され、1927年にリリースされました。幾何学的なフォルムが特徴的なジオメトリック・サンセリフに分類される書体で、世界中で広く使われる定番の1つと言える欧文書体です。「Futura」とは「未来(英語のfutureに相
- Article・2024.06.24書体の構成要素から考える、デザインに合わせたフォント選び!皆さんは、デザインする時に普段どのようにフォントを選んでいますか?「このフォントはモダンな感じ!」など、イメージでなんとなく選んだ経験はないでしょうか。ですがそのイメージって、どこから来ているのでしょう?この記事では、私たちがフォントを見て感じるイメージはどのようにして作られているのか、書体の構成要素という点から少し詳しく掘り下げて紹介します。近年は様々な種類のWebフォントが使用できる環境でデザインする時の選択肢が増えている反面、たくさんある中からどのように意図に合わせたフォントを選べば良いの
- Article・2024.02.09タイポグラフィとは?タイプフェイス構成や種類、選び方を図解タイポグラフィとは、文字の種類や太さ、文章のレイアウトなどを整えることで文字を読みやすくしたりメッセージを伝えやすくするデザインの技術・分野です。デザイン業務において、タイポグラフィには大きく2つの種類があり、一つは「読ませる文字」もう一つが「伝える文字」です。Webサイトの本文など、読みやすくするための技術によって調整された文字が「読ませる文字」です。一方、広告デザインなどのメッセージを伝えるためにデザイン性を重視して使われる文字が「伝える文字」です。伝える文字の例としては、Nikeのスローガ